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| 病気の話 No.5 |
| ◆えェ?ッ、切らなくても痔が治る!? |
【広がる新治療法】
開発されて一年、県内では濱田クリニックで初めて実施を認められた新しい痔の注射療法薬『ジオン』が静かな広がりを見せています。この程、この注射療法の効果や工夫を報告する第一回内痔核治療法研究会総会が全国の肛門科専門医を集めて東京で開催され、大分県からは濱田院長が発表を行いました。総会では手術治療に劣らぬ効果が数多く報告され、合併症などで使用が限られつつあるPPH療法とは対照的に広まりが印象付けられました。濱田クリニックにおいても、従来の日帰り手術に加えてこのジオンを使うことで入院手術例数が減り、日帰り治療が大部分を占めるようになりました。
【新しい注射療法とは?】
イボ痔(内痔核)の注射療法剤としては、長らくパオスクレーという薬が使われて来ました。これは出血にはよく効きますが、外に出てくる痔に対しては効果が不十分で、手術で切るよりほかありませんでした。ところで、70年代に中国で開発された新たな注射薬『消痔霊』は中から出てくる痔にも効果があり、治癒までの期間が短く、副作用や後遺症もほとんどみられないことが報告されてきました。この『消痔霊』を改良した注射薬が『ジオン』で、昨年4月から国内でも保険での使用が認められるようになりました。これは内痔核に注射すると流れ込む血液の量を減らし、痔を硬くして粘膜に癒着・固定させる治療法です。切る手術と違い、「出血する」、「傷口が痛む」というようなことがなく、外来でもできます。手術を怖がっていた患者さんにとっては新たな選択肢が増えたと言えます。
【限られた実施医師】
ただ、麻酔下で一つの痔に対して4か所に分割して投与する特殊な注射法(4段階注射法)で、さじ加減が難しいため使用が認められているのは専門医(日本大腸肛門病学会http://www.coloproctology.gr.jp/main5.html県別専門医)をはじめとする肛門疾患手術の熟練者で、講習受講者に限られています。 |
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